映画二本立てと温かいランチ

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映画館で映画を二日連続で見たのです。私の生涯で実に初めてかもしれません。1週間しか上映しないためなのです。いつも出向く小さな映画館。大好きな映画館。

私が7つの頃の作品です。初めて拝見した監督の映画「恋恋風塵」と「冬冬の夏休み」。映画の内容は一言で「どうにもならない悲恋」と「兄弟の夏の物語」です。スクリーンで見る映画は、あっという間に私を一瞬で舞台地の台湾へと誘います。隣の女性が伊勢丹の地下の弁当を持って館内に入ってきた時から嫌な感じがしたのです。

飴や飲み物はよしとしても、食べ物を食べながら観るのって廃止にしてほしいのです。ガサガサ音、食事音、本当に嫌なものです。食べながら映画を観るため視界に入ってきたのが、物凄く残念。女性が食べている間、手で左側の視界を遮ったほど。

気を取りなおし映画に集中。どちらの映画も電車が登場します。よいですよね。駅っていろんな人生が詰まっている場所なのではと思います。

台湾の郊外を走る列車、映画のストーリーも映画の舞台も郷愁を感じました。観終わった後の余韻が物凄く・・・・・・。ヨーロッパの街とは違う台湾。旅に出かけたくなりました。気になっていた舞台は、どうやらパンフレットを読むと以前から訪ねてみたいと思っている九粉がロケ地。今は、この映画が作られた時より近代化されたのでしょうか・・・・・・。映画が撮られた時代より急激に街並みは近代化してしまったかもしれません。

映画の次回の予告に、ルキノ・ヴィスコンティの「山猫」が流れました。アラン・ドロンがスクリーンに流れました。3歳の時に、物凄いハンサムなアラン・ドロンに出会いました。とはいっても、印刷のアラン・ドロンです。母の所有映画音楽のLP版の映画紹介と俳優のページもあるのです。世の中に、こんなに甘い顔の端正な人が存在するのだろうかと、近所を見てみたものの誰一人としてアラン・ドロンではなかった苦い現実。もしかしたら、私の初恋の人はマッチではなくアラン・ドロンなのかもしれません。

スクリーンで観たいので、絶対に行くことに決めた映画となりました。



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せっかく万代に出向きました。万代も変わりました。LOFTの入るラブラ万代へ。ここ、人の波でテンポがついていけない私。LOFTに向かったものの、広すぎるのと混雑で何があるかもわからずに後にしました。自分に合っていない場所は行くべからず・・・・・・かも。

私には、ジュンク堂の文房具コーナーが買いやすい。落ち着いて買い物ができるんだもの。今流行りの商業施設の雰囲気は疲れてしまいます。スターバックスやサブウェイで注文する時に味わった敗北感を感じたような。でも、自分の人生に必要ではない場所に、無理していかなくてもいいなあって思えるようになりました。

お腹もだいぶ空いて、混雑した商業施設のレストラン街。中を見ると騒々しくザワザワ落ち着かない・・・・・・。そうだ、あのお店に行ってみよう。前から気になっていたお店。お店がOPENしているのか確認せずに静かな万代へと移動。騒々しくないから好き。

お店の前へ。営業しています。よかったと安堵。看板をじっくり見ると私が2歳の時に誕生したお店。初めて扉を開けると店内は、ほの暗い雰囲気に懐かしく。ピアノのクラシックの曲が流れていました。マダムが優しい穏やかな声で挨拶を。好きな場所にどうぞと腰をかけました。

ノスタルジックな洋食店です。白熱灯の光が温かく・・・・・・。テーブル席とカウンターのみの室内。出迎えてくださったマダムにホッとしました。前は昼と夜の営業でしたが、今はランチのみの営業とのことだそうです。メニューも日替わりと、決められている料理と潔いです。鶏肉が大好きな私は、鶏肉のソテーランチを頂きました。ボリュームがあるランチ、美味しかったなあ。お味噌汁と合うのです。食後は自家製ハーブティーを。レモンバーベナが主体でしたが飲みやすく久しぶりの美味しいハーブティーだったんです。さっぱりとしました。

肩に力を入れなくて料理を楽しめ、街中でいながら穏やかな時間が流れる。うるさいお客もいない隠れ家のようなお店。常連の方、女友達で来られた方、男性の友達同士、そして年齢層が他の方より物凄く若い謎の私、厨房の奥は見えない御主人、そして穏やかなマダムが一期一会のランチ時間を共にする。それぞれの時間が流れている。

お店とマダムの雰囲気と料理も美味しかったので、また伺いたいなあ。女友達で食べに来られていた方々が食べられていたクリームコロッケ。物凄く美味しそうだったのです。家で作るコロッケはクリームコロッケは作らないので・・・・・・。タネが破裂したんだもの(汗)。レシピ通りに料理したのだけれど。上手くはいきません。

マダムにブレンドハーブティーの話を伺って、後にしました。優しい気持ちになれた時間、人生に必要な時間です。お店って人柄が現れますね。また近いうちに訪れることになりそうです。
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by aipopy | 2016-10-02 16:58 | 綴ること | Comments(0)